「思う、感じる、考えた」という文章からの脱出

「思う、感じる、考えた」という文章からの脱出

最近人に自分の文章を見てもらう機会があった際に、「『思った、感じた、考えた』が多いですね。」と言われたことがありました。そう言われてから自分の文章を見返すと、泣きたくなるほど書いていました。

最初にそれを言われた時は「でも、全部思ったし、感じたし、考えたから書かないとなぁ〜」と反論するような気持ちを持っていました。今、この文章を考えた時、「『でも、全部思ったし、感じたし、考えたから書かないとなぁ〜』と考えました。」と書こうとしました。でも「反論するような気持ち」に書き換えてみました。

この言い換えをして気がついたことは、自分はやんわりとした空気感や曖昧な表現をしたいがために意図的に使っているのではないかと疑いました。あとは単純に語彙力がない。もう一つ、自分が言っていることに自信がないのもある。

自分はやんわりとした空気感や曖昧な表現をしたいがために意図的に使っているのではないかと疑いました。

これについて調べていたら、同じように考えているというか、すでに言語化してあったようで、こちらの記事に黒田龍之助さんという方が考える「思う」について引用がされていました。詳細は 「思う」の言い換え方。「思う」はこうやって言い換えよう。 上手な文章の書き方 – 読書生活 をご覧ください。こちらの方が紹介されている本を読もうとAmazonを確認しましたが、海外にいるということもあり送料や商品そのものが中古で高額だったので一旦保留にします。

さて、話を戻します。何度も語彙力を向上させる方法を調べては「本を読もう」としか書いていないことにうんざりしつつ、やはりそれが必要なのだろうと今、こだわりを捨てる決断をしました。

お気に入りの作家やライターっているかな…と考えてみると二人気になる方が思い浮かびました。「書く習慣 〜自分と人生が変わるいちばん大切な文章力〜」を書いた「いしかわゆき」さん。「ただしい人類滅亡計画 反出生主義をめぐる物語」を書いた「品田遊」さん。なぜこの二人かというと単純に本が好きだったからです。あぁ、こうやって好きな作家って生まれていくんでしょうか。ただ、この二人の本は上記にあげた本以外は読んだことがありません…。noteは品田さんのを何回か読んだことがありますが、SNSをあまり見なくなった時期だったのでここ1年ぐらいは読んでいません。読んでませんが…これからおふたりの文章を見つつ、表現を学んでみます。

今回の記事、なるべく問題の「思う、感じる、考えた」を使わずに書いてみました。これらを使わないだけでものすごく頭を使いました。いかにいままでやんわりとした表現をしていたのかを知りました。ブログを長年書いているのに文章力が向上しないのは全て「逃げ」の文章だったからなんだと腑に落ちました。これから頑張ります。

参考、メモ

© I might be aw(e)some.