私の実体験なのですが、以前マレーシアに来た際は体調不良の連続でした。うつ気味、ほぼ毎日下痢、朝起きると頭痛、体がありえないほど重くてベッドから起き上がれない、外出するとなると不安が強く常に何かに怯え、めまいが起こりまくる…などなどかなり辛い日々を送っていました。
色々と事情があり、すぐに日本に帰ることができませんでした。ですが、1年ほど戻る機会があり、帰国して1ヶ月以内にはすっかり元気になりました。マレーシアにいた時の体調不良はいったい何だったんだろう…というほどです。
推測できる原因
- 寝不足
- 昼夜逆転生活
- SNSでの他人と自分の生活を比べ、自分の情けなさ、人とかかわることができないことへの罪悪感、不安、緊張感を感じていたこと
- はじめての海外生活での不安を吐き出せる相手がいないこと
- 仕事をしていないことへのプレッシャー、無力感
- 英語が話せないことへのストレス、言いたいことが表現できない苦しさ
- いつのまにか英語を発すことへの過剰なストレスをかかえて、英語で一言も喋れなかったこと
- それゆえ一人で外出ができなかったこと
これらが全ての元凶かと思っています。病院などに行ったわけではありませんが、自律神経失調症やうつ、もしくは適応障害などの部類だったのではと思っています。
※すみません、自分の疾患について秘密にしたかったので書きませんでしたが、実はマレーシアで病院に通い、双極性障害だと診断されていました。日本に帰国後も薬をのんでカウンセリングに通い治療をし、現在マレーシアでも定期的に通院しております。
なおしてくれたのは日本
これらを全て解決できたのは日本に帰国してからでした。寝不足や昼夜逆転生活は、日本の早すぎる日の出の時間がなおしてくれました。日本に帰った、何も心配しなくても良い生活が帰ってきたことによりうつ状態が消え、アルバイトでしたが仕事もできて、英語は勉強しなおすことができて、マレーシアに再び来た今は英語を恐れずに話せるようになりました。体調も日本にいた時と変わりなく、寝起きのだるさなどが全くありません。あの時の私と今の私は同一人物なのかと疑いたくなるほど…。
そんな経験からいえるとこは、海外で何かおかしくなったら安心できる母国に帰るべきだと。お金もかかったり、人によって事情があるので簡単にはできないかもしれませんが、日本って、母国って素晴らしいです。自分が生まれ育ってきた、比較的に安心安全が保証してある国で平和に生きられることがどれだけ自分を癒す効果があるか…。
なので、もし辛くて帰国するか迷っている人はひとまず半年ぐらい帰ってみたらいいと思います。人生は長い。
追記:今辛い人へ
もし、今辛くてこの記事に辿り着いた方で、相談するところがほしい、と言う人は「海外 こころのヘルプデスク24時」を頼ってみてください。私もここで相談しました。ZOOMでの会話は言葉がまとまらないのでメール相談を利用していました。1回の利用(往復3回)のみでしたが、ここで吐き出し、受け止めてもらえたことが大きな大きな救いになりました。ここがなければ今どうしているやら…。
ここを利用する前、有料の日本のカウンセリングサービスに登録、1万円以上支払いをした後、この内容だと相談受付できませんと言われ手数料ががっつり2、3000円とられて返金されたこともありました。その時はかなりメンタル参っていたので拒否された絶望感で苦しくてたまらないことがありました。
こちらのヘルプデスクでは、海外に住んでいる人なら誰でも相談可能です。もし、行き詰まって苦しくてたまらない…という人がいたら相談してみてください。
絶望の底に落ちている時は本当に周りが見えなくなります。元気な今ならわかりますが、逃げ道がたくさんあります。相談できる場所があります。様々な価値観があります。自分は自分で良いのだと今ならわかります。本当に無理しないで美味しいものをたくさん食べて、いっぱい眠ってください。